食品をご提供するものにとって大前提である安全性の徹底。消費者の方々に安心して召し上がっていただけるよう、三河淡水グループでは食品としてのウナギの安全性について、次のような取り組みをしています。
養鰻池での取り組み
健康なウナギを育てるため、水質などの基本検査は当然、養殖密度を抑え、過密ストレスによる病気を予防、無投薬を基本とした減投薬養殖を実現しています。しかし生き物であるため病気になることもあり、治療の場合だけ認可された薬品をできるだけ少量投与します。池揚げ前には投薬の有無にかかわらず、全ロットに抗生物質等が残留していないことを確認しています。
大手飼料メーカーとの共同開発による飼料「三河鰻咲(みかわまんさく)」
ニホンウナギ本来の味を引き出し、養殖ウナギの味と風味をアップする「オキアミ」と、疾病への抵抗力を強める「にんにく」を配合し、さらに「ビタミンE」を強化した飼料「三河鰻咲」により、おいしくて健康なウナギを育てています。
衛生面での様々な検査を実施
三河淡水グループでは独自の検査設備をもち、池揚げされた後、もう一度医薬品の残留検査を行っています。池揚げ前の検査で、万一通過してしまった場合を考えた二重のセキュリティーで、全ロットの活鰻に対し実施されています。ここでは、精度の高い検査機の高速液体クロマトグラフィー(ウナギ業界では初導入)を使用し、抗生物質等の残留検査を入念に行っています。 蒲焼き工場の三河水産加工(株)ではそのほかに、一般生菌検査、大腸菌群検査、大腸菌検査、黄色ブドウ球菌検査、真菌検査などを行っています。また工場内もすべて、厳格な衛生管理基準で安全品質が守られています。